1. こどものこだわり『じぶんで!』-モンテッソーリ教育

先輩ママの体験談 こどものこだわり『じぶんで!』
-モンテッソーリ教育

もうすぐ2歳になる娘。最近はなんでも『じぶんで!』といってゆずりません。

ズボンをぬぐ、はく
靴下をはく
靴をはく
スプーンやフォークで食事をする
お茶をコップから飲む
手を洗う
歯磨きをする

などなど、日常の生活の何でもです。

じぶんで!じぶんで!といって頑張っているときに急いでいるからとこちらの都合で横から手出しをしようものなら、『ギャーっ!』と機嫌を損ね、結局余計に時間がかかります。

こんな経験ありますよね。

今日はそんな『じぶんで!』ブームの娘をモンテッソーリの見方でみてみると・・、というお話です。

いのちはいつでも神秘的

こども達がお腹の中にいるころ、どんどん大きくなるお腹をみながら、何もなかったところから人間の形に成長していくことが、不思議で不思議で。

産まれてからもずっと寝てるだけだったのに、
寝返りして
ハイハイして
つかまり立ちして
つたい歩きして
自分の力で歩けるまでに成長する。

一人目の時はそれをじっくりと観察できたし、成長していくってなんて面白いんだろう、と思っていました。

それが、自由に動き回れるようになり、自我が芽生えて、何でも自分でやってみたくなる。変な所にこだわってテコでも動かない・・。

仕事や家事で余裕がないと、すっかりこどもはママのお仕事の邪魔をする人になってしまいます。二人目が産まれてからは尚更です。

でも、少し余裕を持ってこども達を眺めてみると、こどもが成長していく過程は、動き出す前も動き出してからも変わらず、本当に面白くて神秘的なものです。

『自分でやりたい!』も、『イヤ!』も、こどものわがままではなく、自然が与えた発達のプログラムに沿って内側からわきあがってくるもの。誰に教えられなくても寝返りをしようとする赤ちゃんと同じです。

私たち新米ママを悩ます、こども達の謎の行動やこだわりには、発達に関わる「自然のプログラム」に沿った理由がちゃんとあります。

モンテッソーリ教育は、こども達の神秘的な成長の過程を科学的に見つめたものです。私たちママの謎を解いてくれるヒントがあるかもしれません。

モンテッソーリ教育って?

絵本のお話の時にも少し触れましたが、
⇒絵本のお話はこちら

「モンテッソーリ教育」は、100年以上前にイタリアでうまれた教育メソッドです。その創始者であるマリア・モンテッソーリは、イタリアで初の女性医師でした。

医師であるモンテッソーリが、生理学や人類学、心理学など幅広い学問を土台に様々な観点からたくさんのこどもを観察して、それまでになかった「いのちへの関わり方」を発見し、それを教育方法として体系化したものが「モンテッソーリ教育」です。

私が初めてモンテッソーリ教育のことを知ったとき、自分の中に今までなかった視点でこどもを(というか、人間の成長全体のことですが)みることに感動したのを覚えています。お腹の底から納得するとはこういうことか、と不思議な感覚になりました。

Help me to do it myself.
『 自分で出来るように手伝ってね!』

いつでもこどもを見守る大人の姿勢はここにあります。自分でできるように環境を整えて見守り、必要なときに少しお手伝いする。

知っておきたいこどもの特徴「敏感期」

こどもの発達の過程には、こどもが何か特定のことに強い興味やこだわりをもつ時期があり、それを「敏感期」といいます。

【言語の敏感期】
→側にいる大人の話す言葉を何でも吸収する時期

【秩序の敏感期】
→いつもの場所、いつもの順番、いつものやり方にとってもこだわる時期

【運動の敏感期】
→自分の思った通りに動けることに興味を持って、何でも自分でやりたがり、やったことのない動きに挑戦したい時期

【感覚の敏感期】
→五感の感受性が敏感になる時期

この他にも色々ありますが、これらがママを困らせるこだわりとして現れる代表的なものです。これらの敏感期は、0歳~6歳の乳幼児期に集中して現れる特徴です。

ということは、『自分でやる!』とゆずらない娘は、今【運動の敏感期】真っ只中だからということになります。

そうなんです。今、娘はそんな時期で、色んな動きを日々練習中です。最近は特に運動の敏感期にあてはまる面白い行動をいくつも目にします。それは又改めてお話しすることにして。

頑固な子ほど、頑張っている!

『なんて頑固な子なんだろう。』とため息をついていたことが、『今はこの動きを練習中なんだね。』と思って眺められるようになると、私たちママの心がだいぶ軽やかになる気がします。

また、『自分でやる!』と言われても、大人がやった方がどう考えても効率的だから、と代わりにササッとやってしまいがちです。

でもこどもたちに効率は関係ありません。どうやったら素早く、服を汚さずにできるか、というような私たちの頭にあることは全く考えません。ただ、その動きそのものに興味があって、皆がしているように自分もやってみたい!という一心です。

娘の話ですが、取り込んだ洗濯物をおいてあると、そこからズボンを引っ張り出し、何枚も重ねてはこうと頑張っています。

先日も靴下が片方無い!と探し回っていたら、娘の片足から見つかりました。娘が自分で片足に両方を履いていたみたいです(笑)。

敏感期は期間限定のもの。やりたいときがやらせどきです。やりたくて仕方ないときにたくさん練習してもらったほうが、長い目で見れば効率的といえるのかも知れません。

もちろん、本当に急いでいるときはゆっくり眺めてはいられませんし、これらのことが分かっていても、なかなかこどもの思う通りには進めてあげられないことのほうが多いです。

なだめたり、気分を変えてもらったり、どうにもならないときは無理やりの実力行使です。

でも、やっぱり知っているのと知らないのでは大きく違う気がしています。ただイライラしていたこどもの行動を、少し温かい気持ちで見守れたり、予防策や対応策を考えられたり。

一度時間のあるときに、こどもたちをこんな目線で眺めてみると、こどものこだわりも面白く思えてくるかもしれません。

梅村ファーム 梅村美幸
5年前、結婚を機に神奈川から岡山へUターン。元々美味しい葡萄を作られていた農家さんの畑を一部借りる形で3年前から夫婦で葡萄農家を始めました。

まだまだ全てが3回りの駆けだし農家ですが、朝採りピチピチの新鮮葡萄を全国各地へお届けしています。個人的には、子育てに活かしたくてモンテッソーリ教育を勉強したのに、バタバタな毎日の中でなかなか活かせないのが悩み。

3歳の男の子と1歳の女の子の2児の母国際モンテッソーリ協会公認教員資格保有(3歳-6歳)

everyones diary ほっと一息 みんなのダイアリー

CATEGORY

  • キューズベリーのものづくりの背景や、商品開発者の想い、職人さんのこだわりや人柄をご紹介します。
  • キューズベリーとつながってくださった、こだわりある方々をご紹介いたします。
  • いらなくなった生地や端材などを生かして。親子のコミュニケーションにもぴったりな、リノベーション術をご紹介します。
  • 暮らしをやさしく、楽しくする、新たな工夫や視点をご紹介します。

FOLLOW US

新着記事のお知らせや、
記事のこぼれ話などをご紹介!

メルマガ登録はこちら