1. 子育てしながら、自分の世界も育んで。

つながるよろこび 子育てしながら、自分の世界も育んで。

グラフィックデザイナーのゆきさんは、夫の健二さん、長女10歳、長男3歳の4人家族のママ。仕事、育児、家事の全部が同居するアトリエを兼ねた自宅で、ほんわか、かわいい作品が誕生します。

小さな頃から工作や絵を描くのが大好きだったゆきさん。そんな好きがふくらみ、デザイン会社勤務を経てフリーランスに。夫、健二さんの力強いサポートと子どもたちの温もりに支えられながら、仕事・育児・家事のバランスを工夫し、自分自身の世界を広げられてゆく、ゆきさんのお話をご紹介します。

ざっくり人生プラン

ゆきさんには”24歳で独立、26歳で結婚、30歳で出産”という大まかな人生プランがありました。そして20歳の時、高校時代に出会った、健二さんと交際がスタート。

「今はお仕事を通して、自分を作っていく大切な時期。結婚はもう少し後で、とにかく成長したい!」という思いで、お互いに、切磋琢磨できる関係に。

経験値を積んで、引き出しを多くする。

自分自身のスキルアップのため、1から関われて、何でも任せてもらえる会社を選び、個人デザイン事務所に就職。カタログやパッケージ、看板、店舗関係のロゴマークなどをデザイン。

ゆきさん:「4年間、デザインのすばらしさや基本的な事務対応に至るまで、みっちりと教えていただいて、これが独立後、役に立ちました。」

お勤め時代は仕事の期限に合わせ、帰宅が遅くなり、終電まで働くということも。

ゆきさん:「社長はやっぱり、仕事が早いんです。私は遅くって・・・社長が帰宅されると、会社で寝ることもあったんです。笑」

そんな仕事に追われる日々でも、“教わりたい!技術を習得したい!”という気持ちが強く、お仕事は苦にならず、打ち込んでいけたそう。

24歳 独立のきっかけ

他社に勤務する後輩と、双方の社長との会食の時のこと。後輩のお勤め先の社長は後輩を褒め続ける一方で、自社の社長には「ゆきちゃんできへんなぁ〜。がんばらなぁ〜。」と何度も何度も言われました。

そこで、ゆきさんの“なにくそ根性”にと火がつき、24歳で独立。社長から毎月定期の某百貨店のお仕事をいただき、担当者の引き立てもあり、お仕事は順調にスタート。会社で学んだ“一から全てこなす仕事の仕方”が、独立後のゆきさんを支えます。

仕事と家事の両立

24歳で結婚され、お互いの得意を生かし、家事は分担制に。夫、健二さんはお料理学校で教鞭をとられており、お料理は得意分野。ゆきさんはお掃除担当に。

ゆきさん:「終電でお腹を空かせながら帰ると、お料理ができていて、有り難いなぁ〜って思いました。ケンカもしますよ。ほんと、ささいなことばかりで・・」

生活を共にすることで、お互いの知らないところを発見し、笑ったり、時にはぶつかりあうことも。「今は、好きが大きい!健二さんと、悲しみも苦しみも一緒に経験していけて良かった。」とゆきさん。

きっちり、何でもするのが母!

30歳で長女を授かり、ゆきさんなりの母親像が生まれます。

「自分に厳しく、相手にも厳しく。」

しかし長女が小学三年生になった頃から、毎晩のように「ママ、私の事、好き?」って尋ねるようになり、ママに嫌われる夢や、こわい夢をみるようになったそう。

ゆきさん:「自分にも厳しければ、娘にも厳しかったんですね。」

そんな自分を責めていると、決まって、子どもが「ママ、抱っこー」と膝の上に。

ゆきさん:「ふと、そこで気づいたんです。もしかして、私のためにしてくれてる?抱っこすると柔らかさが伝わって、癒されるんです。そして、子どもの気遣いも伝わってきたんです。」

今まで、「カッコ悪いママを子どもに見せなかった」というゆきさん。仕事や家事、育児に頑張ってきた自分に限界を感じ、初めて、子どもの前で「悲しい」という涙を見せて、心が解けたそうです。

ママが太陽だと、子ども達も元気!

以前は“ママが自分の時間を持つ事”に後ろめたさを感じ、ママ友とのランチへはこっそり行っていたゆきさん。今では、“ママは家族みんなに影響を与えるから、息抜きをするのは大切だ!”と思えるようになられたそう。そして、いろんな力をお借りすることも。

ゆきさん:「ワイシャツのアイロンがけをやめて、クリーニング屋さんにだすとか。パパが夕方、疲れて帰ってきてもワイシャツはパリパリ!クリーニング代、100円なんですね。その代わり、大好きなコーヒーを我慢するとか…。」

どんなことも、自分が楽しめるようにシフトチェンジしていかれます。

これからの目標は、“育てていく”。

ゆきさん:「自分の作品も、子どもも、自分も。毎日はあわただしく、家事、育児も大切な仕事だと思っていますが、何か社会と繋がっていたい!これからは、冒険してみよう、今までやったことないこともやってみよう!と考えています」

今年、百貨店で200人の子ども達と4mの巨大な絵を製作。子供たちの絵と共に、キャラクターの”おじねこ”が百貨店11階フロア全体をナビゲートするという製作に関わられました。

ゆきさん:「メインキャラクターの“おじねこ”は何も考えず、さらさらっと書いてわははっと言う感じでFecebookに載せたら、いいやん!かわいいね!と反響がよく、本来の自分を褒められた気持ちになりました。」

力を張らず、リラックスしたゆきさんから生まれた、”おじねこ”。

テキスタイルを紹介してくれる脇役だったはずが、一躍、百貨店イベントのメインキャラクターに。ひげも鼻毛みたいで、おじさんみたい。だからこそ、等身大の自分を表現できるんだそう。

ゆきさんの作品には、親しみやすさと、人となりがにじんでいるように思います。山頂(目標)を目指すルートは、360度。ほぼ無限に道があるのでしょうね。ゆきさんは、これから、どんな道を登るんだろう。

遠くにある何かではなく”いまここにある心地よさ”を深く味わい、持ち続けることで、自分の世界が育まれていきそうです。ポストカードに書かれている、英文字をよく読んでみると…ほんわかほわほわの、ゆきさんの言葉が、そこに書いてあります。

クリスマスフェア開催中

大阪上本町YUFURAにて、25日までクリスマスフェアが開催中です。ゆきさんのあたたかく、賑やかなイラストが目印。お近くにお住いの方は、ぜひ遊びにいってみてくださいね♪

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岡本 祐紀
暮らしに楽しみを添えられるような、グラフィック、イラスト、テキスタイルデザインを制作しています。プライベートでは、10歳と3歳の二児の母です。
CHeRISH design

この記事を書いた人

取締役会長/経理/ライター 黄瀬理世子 PROFILE
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